よくあるご質問について

乳腺濃度、高濃度乳腺について教えてください。

高濃度乳房は、「乳房内の乳腺と脂肪の割合」を表す言葉です。マンモグラフィで判定可能です。高濃度乳房の方が、乳がんになりやすいわけではありません。高濃度乳房の場合、乳腺の中にしこりがあったときに「みつけにくい」といわれています。当院では、発見率を少しでも高める努力として、検診の際に3Dマンモグラフィや超音波検査の併用をご提案しています。定期的にご自身の乳房の変化を確認すること(ブレスト・アウェアネス)や、定期的に検診を受けること、そして何か症状があれば、早めの受診をお願いいたします。

高濃度乳房を比較するマンモグラフィの写真
男性も乳がんになりますか?男性も受診できますか?

乳がんは女性だけでなく、男性もなる病気です。
男性の乳房は女性よりも小さく、膨らみもありませんが、少量ではあるものの男性にも乳腺が存在するからです。
乳房にしこりがあるということで乳腺科を受診した男性の9割以上は、乳がんではなくホルモンバランスからくる「女性化乳房症」であるとも言われています。とはいえ、本当に乳がんと診断されている男性もおられます。
当院は、男性の診察も可能です。乳房に異常がある場合は、男性もぜひ受診されてください。